高速リムジンバスで約１時間、ようやく我々は長崎駅前に到着しました。だいたい午後４時ごろ。この日に泊まるホテルは駅の近くなので、チェックインの前に周辺を回ろうという予定でした。
さて、駅前についてやたら目に付くのが「ラッキー」。バスから降りたところにあった看板からして「ラッキー駐車場」。これはどうやらパチンコ屋の名前で、別に駐車場自体がラッキーなわけではないらしい。

この日の予定としては西坂公園と、飛帆（ふぇいふぁん）というのをガイドブックでチェックしておりました。しかしガイドブックの地図というのは実に見づらいのですね。変なところで切れたりするし。加えて北見は重度の方向音痴だったりします。地元で車の運転していても、方向感覚狂う時があります。（ひどすぎ）

そういうわけで、目的地がどの辺なのかと駅前の案内板（？）で確認していたところ、親しげにおっちゃんが話しかけてくるではありませんか。それはタクシーの運ちゃんでした。赤くやたら派手なタクシーの名は「ラッキー」。またもラッキーです。台数も何だか多い。
そのおっちゃんに言わせると、どうやら「飛帆」というのは本物の船らしくて、海に浮いているのだとか。しかもガイドブックの地図は間違いだと親切に教えてくれました。じゃあ連れてってやるから乗れとでも言われやしないかと、どきどきしていたのですが特に強要（脅迫？）それることもなく、お礼を言って別れました。
ああ、ラッキーおじさん。なんて良い人なのだろう。そんなことをＲと語りつつ、我々は歩き出しました。
これからどんな運命が待ちうけているのかも知らず……。

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