[駅周辺]

まず北見とRの二人は西坂公園へ。26聖人殉教の地です。
ここでちょっとマメ知識。
26聖人殉教が起こった背景には「サン=フェリペ号事件」というのがあります。
土佐浦戸沖に漂着したサン=フェリペ号の船員が「スペイン宣教師は領土征服の手先だ」というとんでもない失言をぬかしたために、怒った秀吉がフランシスコ会宣教師と信徒を逮捕させ、処刑したのでした。疑心暗鬼の生んだ冤罪ですね。
ちなみに1596年に26人殉教、1638年にはフランシスコ会は全滅しています。日本人は庶民から天下人に出世したからと秀吉を褒め称えているようですが、こういうこと一つとってもどうかなと思ってしまうのですが。まあこれは余談。

殺風景で特に何もない西坂公園。写真撮影を頼む通行人さえおらず、仕方なく26聖人のレリーフの前で同じ殉教ポーズをとってRと互いにシャッターを切り合う。
さて、気を取り直して次に向かうは飛帆(ふぇぃふぁん)です。ガイドブックによれば飛帆とは――

「中国福建省の有名な木造唐船・大福船を復元したもの。帆は竹で編まれ、船の前面には守り神として虎の顔が描かれている。船内には航海の神様・媽祖様が祭られている」(『JTBのポケットガイド』より)

しかし写真は載っていない。おまけにRのガイドブックには飛帆の飛の字もない。そしてラッキーおじさん(注:ラッキータクシーの運ちゃん)によればJTBの地図は誤っているらしい。よく考えれば、いや大して考えなくても怪しいムード満点でした。それにもっと早く気づいていれば悲劇は起こらなかったでしょうに。(引き伸ばしておいて次回に続く!)

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