+++ Novel +++

既刊掌編小説短編小説中編小説長編小説お題エッセイ他

最終更新……中編「ファム・ファタール」

***既刊***
『騒人の刺客』(「
イカロスの翼」収録)
『COLORS』(「
空色塗葬」「青い軌跡」収録)
どちらもネオブックより刊行されたアンソロジー短編集。詳しくは
こちら
販売は終了しておりますので、各作品は当サイトからご覧下さい。


***掌編小説***  ↑new old↓
Holy, Stormy, Night
一人ぼっちの聖夜に訪れたのは、突然の嵐と、そして……

靴跡の花
私はいつもあなたの後を追いかけていた。あなたの靴跡の上に、私は新たな足跡をのせる……。雪のキャンバスに描く、幸せの模様。

白い扉
すべての家具を引き払い、がらんとした部屋を歩きながら、私は小さく吐息した。いつも開け放たれていた、白い扉。その向こうに、かつての情景を思い浮かべながら――
静寂の画家、ヴィルヘルム・ハンマースホイの傑作『白い扉』に捧ぐ掌編。

空蝉の夏
降りしきる蝉しぐれの中、あの日の記憶が甦る。
真夏の太陽の下、見つけたばかりの宝物と、淡い想いを抱いていた、遠い夏の日。

影法師
鮮やかに燃える夕日に向かって、一人の僧が歩いていた。足元に長く伸びたその影は、やがてぴたりと立ち止まる。

青い軌跡
降るような星空の下、私は望遠カメラのシャッターを押した。
息も凍る真冬の夜、ひときわ強い光を放つ星の軌跡をとらえるために。
<既刊『
COLORS』収録作品>

空色塗葬
青空のまぶしい日、わたしは手の中に白い小鳥を抱えていた。
ふと日の蔭った空を見上げると、そこには天まで届く梯子がかかっていた。
<既刊『
COLORS』収録作品>

天使予報
今日は強い南の風、空から天使の羽が降るでしょう――
青空を舞う白い羽は、やがて地上に降り積もる。天使の息吹を届けるために。

二十四番目のクリスマス
聖誕祭を前に、彼女は言った。「明日はあなたの日だから、お祝いをしましょう」
静かな聖夜に交わされるふたりの贈り物とは……。

地底の海
深海の底で、彼女は貝殻を見つけた。目映いほどの光が差し込む地底の海に、すべてを浚う風が吹く。「
風砂の旅へ」と世界を共有する物語。

黒い羽の天使
世界の光を失わせてしまった天使は、明けない夜の空を飛び回っていた。背中の黒い羽を見ることのできる人を探して。天使が語る小さな童話。
◎Web漫画化していただいております。
こちらからどうぞ。

片隅の声
僕は教室の片隅で丸くなっていた。誰も気づいてくれない。見向きもしない。そうして片隅の呟きは悲鳴に変わる。

降りそそぐもの
はらはらと止めど無く、白が舞い降りてきた――。眩しいほどの白に埋め尽くされる、ショートショート。

風砂の旅へ
旅帰りなのだとその男は言った。砂に呑まれゆく荒れ果てた世界の果てで、男が目にしたものとは……。



***短編小説***  ↑new old↓
カボチャのジャック
学校の帰り道、リサは無人販売の前でふと足を止めた。そこにあったのは、オレンジ色の「おばけカボチャ」。コインを1枚投げ入れて、リサはカボチャを1つ抱えて持ち帰った。その後、何が起こるかも知らず――

十五夜うさぎと灰色うさぎ
ひとりぽっちの野うさぎの元に、突然月からうさぎが降ってきた。
「月に行ってみたいと思わないかい?」
その誘いに、野うさぎは思わずうなずいてしまう。十五夜を迎えるうさぎたちの童話。

サンタが街に降ってくる
真っ赤な服に白い大きな袋を抱え、聖夜を駆けるサンタクロース。しかし袋の中身がこぼれ出し、サンタとトナカイは夜の街に落ちてゆく――。一晩限りのサンタが、暗闇の中に見出したものは……。

雨音
どんよりと曇った空の下で、晴人は溜息をついた。気分のすぐれない彼の元に、同級生の綾乃が抗議にやってくる。高校最後の夏を迎える、その前に。

夢かしこ
運の良い夢を毎日見続けていた僕は、ユキオに誘われて怪しげな店に入り込んだ。そこでは変わったものが見られるらしいのだが……。短編コメディ。

ミドリの錆
森崎碧は高校のOB、青木から「ミドリ」の噂を聞く。学校に古くから住みつくミドリに会った者は錆びるというが――? 学園ファンタジー。


イカロスの翼
イカロスは太陽目指して昇り続け、ついには翼を失い地に堕ちた。大空を翔ける翼。その先にある自由。それを求め続けた友人の死の真相を探るため、有川冴は現場へと向かう。
<既刊『
騒人の刺客』収録作品>

凍る永遠
彼女が開けたその扉の向こうは、時で溢れていた。様々な時を刻む音に囲まれながら、彼女はやがて永遠を見る。

夕霧
遥は純に会うために、初めて桐立市を訪れた。久々に再会した純は、深い霧の立ち込める湖に彼女を連れ出す。夕霧が見せる幻影を語るために……。



***中編小説***  ↑new old↓
ファム・ファタール
P.R.B――19世紀ロンドン、その3文字の元に集った芸術家たちは、やがて運命に翻弄される。そして現代、美の学び舎に集う四人の男女もまた、ある日を境に運命の奔流へと身を投じる。彼らを惑わすのはファム・ファタール――「運命の女」。

キャンバスの女神
イーゼルを前にして、西山陽一はひどく緊張していた。高校三年の夏休み、美大を目指す彼は画力を鍛えるため、絵画講座に参加した。いよいよデッサンの開始となり、彼は大いに驚く。目の前にモデルとして現れたのは、五年前に姿を消したあの人だったのだ――

白日夢
紀元前1200年――都市国家が形成される以前の古代ギリシア。紺碧の海に囲まれた街に住む少女イリアは、異国から渡ってきた一人の男と出会う。古の文字と海洋文明が織り成す、失われた物語。

天使の風葬
天原由乃は、引越し先のアパートで奇妙なものを見つけた。部屋を埋め尽くす鏡の中を、小さな生き物が飛び回っている。人の形をしたそれは、背中に白い羽を携えていた。そうして、由乃と天使の鏡を挟んだ同居生活が始まった。

COMING
人類の宇宙進出から一世紀後。火星人のリオは、地球の学校に転入してからずっと差別を受けていた。ただ一人の少女に出会うまで――。ライトSF。

浦島異聞
時任樹は至って平凡な大学生だった。だが、ゼミ仲間と行った水族館でウミガメと出会った時、彼の日常は破られた。現代に蘇る新釈・浦島伝説。
<集英社ノベル大賞・最終選考通過>



***
長編小説***  ↑new old↓  
月蝕の宴
舞台は古代中国に似た国、《盈》(えい)。
その宮廷には、裏向きの仕事を任される「影鬼」という一隊があった。
悠遠、英俊、怜悧、閃火――四人の男女はそれぞれ素性と想いを秘めたまま、影の仕事に徹していた。
だが、謎多き上司・兇星より皇城内の殺人事件の捜査を命じられてから、彼らの運命は大きく動き始める――
月下に紡ぐ古代中華ファンタジー。


OVER  序章第一章第二章第三章第四章第五章終章
衛星エウロパから脱出してきたフィオとエト。彼らは長い密航の末、火星の終末場に不時着する。不毛の赤い大地に降り立った時、フィオはその「声」を聞く。
――助けて。
悲鳴にも似たその声をたどっていった彼が目にしたものとは――
赤い荒野で出会った四つの魂が織り成す長編SF。


花霞
かつて華の国に炎狼と呼ばれる者がいた。手を血に染め続け、生き存えてきた一族.。その末裔はまだ幼さの残る少女、紅耀。
とうに捨てたはずの称号のもとに依頼が舞い込んできた時、歯車は回り始めた。そうして、紅耀は舜水と名乗る不思議な青年と出逢う。古代中国をモデルにした架空歴史絵巻。


 

***お題***
【お題つき掌編】

お題:
赤、白、緑
お題:
写真
お題:
引っ越し
お題:
相棒
お題:
愛の迷宮
お題:
ほのぼのした公園
お題:
電車
お題:
怪談
お題:
「初」「目」「夜」


ことばあそび
各文の先頭文字を順に並べると、お題の文章になるというもの。(あいうえお作文)

【ことばあそび・2】
あいうえお作文パート2まとめ。


【800字】
あらかじめ与えられた「いつ、どこで、だれが」の設定に合わせた800字小説。
エプロンの戦士  (昼休みに、本屋で、武井部長が)
もういいかい    (午後4時半、中庭で、武と清が)
月夜の散歩に花束を (満月の夜、散歩道で、名も無い花が)


***エッセイ他***
【エッセイ】
長崎旅行記
2001/3/6〜3/8の長崎珍道中。笑いあり涙ありのドラマティックな3日間。

真珠の耳飾りの少女
メルマガに掲載した映画レビュー。


【その他】
春雷
嵐が来る。風が雲を呼び、雲が雷を生む。光が空を裂き、炎の花を咲かせた――
雷鳴は高らかに告げる。一つの季節が終わったことを。




作品には著作権が存在します。無断転載、改変等は禁止します。

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